山梨県大月市にある、秀麗富嶽十二景の岩殿山。
634mの山頂までは、30分ほどで登れます。
その後、スリリングな鎖場・兜岩のトラバースを抜け断崖絶壁の稚児落しまで歩いても、約3.5時間で周回できる魅力的なコースです。
マップ&コースタイム
- 歩行時間:約3.5時間(お昼休憩は除く)
- 数ヶ所のロープ場・鎖場あり
- 鎖場を迂回する林間コースあり
大月駅【9:10】
橋の上から見下ろす桂川
特急も停車する山梨県の大月駅からスタートです。
駅から歩いて行けるところは、ポイント高めですね。
車道歩きはここで終了です。
道標に沿って階段を上がります。
岩殿山丸山公園【9:30】
お昼にはだいぶ早いですが、ベンチを見つけたのでおにぎりを食べました。
早朝に出発したので、すでにお腹はペコペコ状態(*´罒`*)
右はふれあいの館(資料館:一部有料)
新緑が眩しい5月に訪れました。
生き生きとした木々の葉っぱと香りにはパワーを貰えます。
桜が咲く名所なので4月もおすすめ♪
揚城戸跡
『第二の関門とよばれ巨大な自然石を利用して城門をきずいていた』
と書かれています。
岩殿山 山頂【10:35】
拍子抜けするくらい、あっと言う間に到着です。
標高634mというと、スカイツリーと同じ高さですね。
山頂から眺める大月市街とリニア実験線
中央線のラッシュを抜けて1人でここまで来る何て・・・
あの頃はパワーがありました。
そよ風に吹かれて気持ち良さそうなホタルブクロ。
撮ろうとすると風が吹くので試行錯誤していると、男性の方に声をかけられ20分近く話し込みました。
白馬の話で盛り上がりパンフレットまで頂きましたよ。
はじめは「炭でも飛んできたのかな」と思いましたが、これは植物ですよね?
巻き道もあります
一番下の「林間コース」が巻き道です クサリ場コースでは誰にも会いませんでした
鎖場が苦手な方には、巻き道の林間コースもあります。
林間コースは歩いたことがないのですが、意外と厳しいとの声もあるようです。
岩場などの通行困難な箇所を迂回する道を表す登山用語
鎖場と兜岩
ロープやクサリを使いながら、登っていきます。
ボコボコとした凹凸のある岩は、足がかりがあるので見た目より登りやすいです。
それに比べて、つるんとした岩は足が滑ります。
打ちつけられた手すりも使いながら慎重に登りましょう。
登ってきた岩場を振り返ってみる
足がすくむ程の高度感があるのですが、写真では伝わらないのが残念(>_<)
見た目よりスリリング!気合を入れて行きましょう
兜岩のトラバースもあります。
足場はとても狭いので、岩に沿うようにバランスを取りながら進みます。
強めの風が吹いていたので、煽られないよう止まった時を狙ってササッと行きました。
ここまで来れば大丈夫!
全体写真を撮ろうとして一瞬バランスを崩し、背筋に冷たい風が吹きました。
油断禁物です(;'∀')
斜面を上に登らず横に移動することを表す登山用語
ちょこっと富士山が見えました♪
山梨県からはドーンと大きく見えると思っていましたが、周りの山々も頑張っています。
稚児落し【12:10】
一瞬、バッファローの頭が枝に刺さってるのかと・・(;'∀')
インパクトある名前を持つ、断崖絶壁に辿り着きました。
自然に出来たとは思えないような枝に、1人ビビります。
やはり写真では高度感が分かりづらいですが、かなりの断崖絶壁!
ここから落ちても誰にも見つけてもらえないんだろうなぁ・・
そんなことをぼんやりと考えながら、おにぎりを1つ食べました。
柵などは無いので、近寄り過ぎ・覗き込み過ぎには要注意です。
それにしても見渡す限りの山々にウットリしますね(*'▽')
休憩した後は、大月駅方面への道標に沿って下ります。
今までのような激しい登山道ではないので安心ですよ。
大月駅【13:30】
山梨県と言えば信玄餅が有名ですが、駅前のお土産屋さんで「信玄桃」を見つけたので買ってみました。
可愛いひと口サイズの信玄桃は社内でも好評でしたが、餅ではなく桃バージョンは初めて食べましたよ♪
※崩落などにより通行出来ない場合もあるので、おでかけの際は最新の情報をご確認ください。
おわりに
低山ながらもスリリングなこのコースには、2年以上前に登りました。
岩場・鎖場は楽しいですが、今振り返るとかなり危険な箇所もあり1人でよく無事に帰って来れたなぁとも思います。
次回は無理せずに、林間コースを歩いてみたいです(*´꒳`*)