アクセスも良く、ケーブルカーやリフトで気軽に登れる人気の高尾山。
メインのコースには自販機やお食事処・お茶屋さんもあり観光地化しているので、普段は山に登らない方が訪れることも多いと思います。
賑わう時間帯にみなと同じコースを登る分には問題ないですが、うっかり別の行動をとってしまうと思いがけない危険にさらされるかもしれません。
夜の山は真っ暗
登山経験が豊富で装備も万端なら、問題ないかもしれませんが・・
日が落ちれば、基本的には真っ暗です。
街中でも、よく知っている道なのに夜になると雰囲気が違って見えることがありますよね。
山中では道迷いに加えて、滑落の危険性も高まります。
それは観光地化された低山でも同じです。
夕方から登る
ヘッドランプは、替えの電池も忘れずに
日も傾き夕暮れを迎えようとしている時間帯から、普段着&ほぼ手ぶら状態で登り始める人を時々見かけるのですが、
今から登るの??
思わず何時なのか、確認したこともあります。
登山道を踏み外して捻挫・滑落してしまったら・・と思うと怖いですよ。
知らない脇道に入る
写真はイメージです
実は登山という意識を持たずに登り、気の緩みから起こした失敗談があります。
思いつきで行動
1号路~6号路、もみじ台方面は歩き尽くしたので、目新しい道はないかなと探していました。
また、いつもは京王線・高尾山口駅へ戻るコースを歩いていたのですが、偶然目に入った、
相模湖こちら⇒
湖の名前ははっきり覚えていないのですが・・
のような小さい道標を見つけて、
今日は、湖方面へ下ろう!
その場の思いつきで、入って行きました。
はじめは新鮮な景色にウキウキでしたが、歩いても歩いても同じ様な樹林帯が続きます。
一体いつになったら着くんだろう・・
疲れてきた所で
時間も距離も書いてなかった
ことを思い出します。
どのくらい歩くのか分からないのは不安ですよね。
それなのに、
地図もドリンクも、何も持っていません
今では考えられない状態です。
どんどん日が傾き暗くなってきましたが、周りに人影もありません。
自分達が歩く音しか聞こえない事に気付くと急に怖くなり、無意識に走り出してしまいました。
このまま真っ暗になったらどうしよう・・・
そんな恐怖に怯えながらしばらく経つと、パッと開けた車道に辿り着き、
助かったーーーと、同時に思ったことは、
え?ここどこ?
低山でも油断禁物 高尾山系でも年100件以上の救助隊出動 - ウェザーニュース
おわりに
賑わいを見せる山では、登山をしているという感覚が薄れがちです。
また、観光地化しているので地図は持たず、手ぶら状態で行く方も多いと思います。
昼間に登る分にはそれでも困らないと思いますが、人気の少ない時間帯やコースを選ぶ際には、相応の準備をして行った方が良いかもしれません。
高尾山で救助隊出動!なんて、自分の名前が報道されたら恥ずかしいですよね(*´꒳`*)